チョコミントさんのレビューを見て思い出したように鑑賞。
配信当時から凄い話題になっていたけどドラマはどうしても時間が…と思い躊躇。
だが、その怠惰を後悔させられる。
ぐうの音も出ないほどに面白いドラマであり、複雑怪奇な卓越した心情描写の数々に心踊らされた。
肝は『予測不可能な人間の不確実性』
元犯罪者達を集めて造幣所を占拠するだけならありがちだが、多彩な人間模様を組み合わせてこれまでにないオリジナル性を生み出していた。
その主な要因は癖の強いキャラクター達。強いというか強すぎて頭オカシイレベルで、ぶっ飛び具合もイカれている。
警察VS教授、犯罪者集団VS人質の単純な構図と思いきや、練り上げた緻密な作戦によって、事態がドンドン予想できない方向へ転がっていく。
何処までが作戦通りでどこからがイレギュラーなのか、そんな心理戦にハラハラドキドキが止まらない。
人を狂わすのは人であり、どんなに完璧な作戦であろうとも、実行するのが人ならばそれは完全にはなりえない。そういった『不確実性』がこの作品の根幹であり、醍醐味。
ここで終わりなの！？という所で1stシーズンは終わりを迎えたが、すでにシーズン5まで配信していることを考えると、そこまで制覇して一つの作品という捉え方が適切なのかも。
少しずつ追っていきます💫
