このレビューはネタバレを含みます
本当は辛いことを美化することで心を守るという防衛反応が、ますます人の心を歪にするのだと思わせる内容。
自分の中の思い出も見直してみる必要があるかもな…と考えながら、少しゾッとした。
黒木瞳が外見的にも役柄的にも鬼に見えた。
嘘をつかされ続けてきたカンナが不憫だった。心に蓋をすることや、精神的支配の恐ろしさを感じる重たい内容だった。
相手に選ばせた体で行われるレイプや性的強要のずるさを目の当たりにして、辛くなった。
活字で読むともっとズシンと心にきそうなので、原作を読むのはやめておこうと思った。