スピリチュアルロマンス時代劇。
朝鮮の王イ・ギョンは親迎行列の途中で、何者かに襲われ、王妃とともに銃で撃たれて命を落とした。しかし、死んだはずのギョンがある日命を吹き返す。そして、新しい王妃選びが始まるが、死んだ王妃にそっくりの娘がその場にいて…。
カンテクとは、李氏朝鮮時代から始まった王や世子の妃を選ぶための行事。今作ではそのカンテクを中心に、女たちや重臣たちの様々な思惑が交錯する様が描かれている。
そして今作にはカンテク以外にもう一つポイントがあって、それが日月星辰の誓いによって発現した王の予知夢である。これが今作のスピリチュアル要素。予知夢がなかったらヒロインは多分序盤で死んでるんじゃないだろうか。正直、予知夢とかズルだと思うんだが…。
チン・セヨンは『オクニョ』でも思ったけど、時代劇にぴったりの顔。領議政や左議政を演じた俳優さんたちはこのような役をたくさんやってきてると思うのでよく似合っていた。
なかなか面白かったけど、もっと重厚なやつの方が好きだなぁ。