有村架純さんの休日の過ごし方を追ったドキュメンタリーではなく、こういう名前のドラマだった。全8話で各話とも脚本家と監督が違うというこの形は、同じ食材を違う料理家が違う料理法で作り比べをする「料理の達人」のドラマ版か。
好きだったのは第一話「ただいまのあとに」と第三話「人間ドック」、そして第八話の「バッティングセンターでまちわびるのは」。第一話と第三話は両方とも是枝裕和が監督を務めていたと後で知る。私は彼の作風が好きみたいだ。人間ドックで検査するときに使うジェルがエロティック。清純さのかげのあざとさにも脱帽!逆に、退屈だったのは第五話「ふた」と第七話「母になる(仮)」。とても高尚な作品だとは思うのだけれど、行間を読ませるタイプはちょっと苦手。
面白かった。タイトルに騙されて、早く見なかったことを後悔。