特捜最前線の55の情報・感想・評価

吉野の所轄時代、管内の松が丘団地で、セールスマンの坂部が転落死した。が、解剖の結果死因は絞殺と判明する。以前坂部と口論していた高木という男に容疑をかけ吉野は逮捕しようとしたが、高木にはアリバイがあった。坂部の死の直後、30キロ離れた場所でひったくりの罪で逮捕されていたのだ。2年後、特命課による坂部殺しの再捜査が始まり、高木のクロを確信する吉野が執念を燃やすが… マンモス団地を舞台にした殺人事件…容疑者のアリバイを崩そうとひったくり事件の被害者である主婦・令子に付き纏う吉野。最初は令子を「殺人の共犯者」と見て強気だった吉野が、事件の真相が見えてくるにつれ、ちょっと躊躇い始めるという展開。アリバイ工作は大したものじゃないんだけど、特命課の粘り勝ちといったところ。