以前から名前だけ知っていたので何となく見始めただけだったが、一気見だった。
ストーリーが最初から最後までずっと衝撃的。むずがゆい恋愛もあり、はらはらするサスペンスもあり、でも4人の関係性は、恋愛とかそういう一言でまとめられるものでもなくて、今までに見たことのない、圧巻の脚本。
そして、セリフの一つ一つにはっとすることが多かった。坂元裕二さん脚本の作品は、言葉の一つ一つが優しい感じがしつつも核心的で、今作品もそういう感触だった。
あと、何より演技がとっても良い。特に、松たか子さん、満島ひかりさん、高橋一生さん、松田龍平さんのメインキャストの方々。
ぱっと見で分かる演技の上手さ(格？オーラがまずすごい)はもちろん、じっくり見ると、細部の表情やちょっとした手、目の動き、全てにそのキャラクターの感情が滲み出ていた。伏線が多かったり、展開がすごかったり、嘘を抱えていることの多いドラマだったが、そういう演技力の豊かさによって、それが嘘くさくなく、ドラマ全体として圧巻のものにまとまったのだと思う。見てほんとうに良かった。
