男たちの旅路の8の情報・感想・評価

エピソード08
墓場の島
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momoko

momoko

哀しくて悔しくてやるせなさすぎる。 「俺はそんなに強い人間じゃないんだ…。」 マネージャーの顔を見た瞬間に心をポッキリ折られてしまった。 それでも辞めるべきだったと思うけど、吉岡さんの言うとおり意見を突き通すべきだったと思うけど、陽平がなけなしの勇気を萎ませてしまったことは事実で、本当に罪が重いと思う。 最後は自分で辞めるしかないんだけど。 最後にスパッと辞められない弱い人間を書くから、山田太一作品は素晴らしい。
おかちゃん

おかちゃん

この回のテーマは、水谷と桃井が顔を見合せ「(スターになろうなんて)絶対よそうね❗」。このシーンが全てを物語る。🤣 根津甚八は、ニヒルな感じで当時最高にカッコいいと思った。 でも、そのカッコいい役者が管理社会に絡めとられそうになる自分の心の「不安」を口にする。 【金と名誉は、誰しも欲しいものさ…】 高松英郎は、管理社会そのものだ。 芸能界やPOP Music の制作現場なんてこんなモノ。それは、当時の日本経済そのものを生き写している。 「贅沢を知った後で、簡単に投げ出せる訳が無い❗」 吉岡指令補(鶴田)は、「本当(本音)の歌が唄いたいなら、正々堂々主張すればよい」と、本当≒建前を勧める。その口調はまさに正論で、清々しくさえある。私はまるで'60 年代アメリカのノー天気なポジティブ思考であるかのような印象さえした。  そして、現実の世界はキャンディーズやP・レディ、山口百恵が決行する。 学生の我々は、「やる時は、やるんだ❗」と(引退を)寂しくもあったが、喝采したもんだ。  この後、日本は金と欲に振り回され狂乱【バブル】に突入していく。😢😢😢💦
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