仮面の大使

MIU404の仮面の大使のレビュー・感想・評価

MIU404(2020年製作のドラマ)
4.6
 最強バディが最悪の事態を阻止するドラマ。

 警視庁の働き方改革の一環で、機捜の部隊が3部制から4部制に変更となった。臨時部隊として新設された“第4機捜”の隊員として招集された志摩一未は、奥多摩の交番勤務員・伊吹藍とバディを組むよう命じられるが、伊吹は短期間で次々と部署を異動していたり、かつての同僚刑事たちが「彼については話したくない」「二度と顔を見たくない」という問題人物だった。果たして二人は信頼し合えるバディになれるのか・・・。

 多分今まで見た刑事ドラマの中で一番面白かったと思う。脚本、演出、音楽、役者・・・。すべてが最高だった。

 志摩と伊吹の真逆な性格だからこそ、お互いの足りないところを補い合っているバディがとても良い。愛車・メロンパン号での二人の会話が面白かった。綾野剛は『地面師たち』の辻本拓海も良かったけど、今作の伊吹も似合っていた。

 また、警察庁刑事局長の息子である九重の成長も見逃せない。最初はエリート感が出てて嫌な奴だなぁとか思ってたけど、自分の力不足を知って、人間味あふれるキャラになったと思う。

 好きな回は4話、6話、10話。4話と6話は悲しい結末かと思いきや・・・の展開に号泣した素晴らしい回。10話が好きなのは、久住のヤバさが際立ってた回だから。悪役が強いドラマは見応えがあってすごくいい。久住役に菅田将暉をキャスティングしたのが見事にハマったなぁ。

 続編出来そうな感じ。また4機捜メンバーの活躍が見たい。


 
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