いかえもん

精武門のいかえもんのレビュー・感想・評価

精武門(1995年製作のドラマ)
3.2
見てる人が私を入れて4人しかいない!
これ、テレビドラマなんですよね。んで、全何巻ってあるみたいで、その2巻だったかな?は某レンタルで借りたんですけど、2巻だけ見てわかるはずもなく、他のレンタルを探してたら、5と7とかなんでそんな中途半端なの?!っていうのしかなかったんですが、それをダイジェストに3時間にまとめたのがこの作品のようです。

まあ正直言って、ストーリーもあまりテンション上がる作品ではないし、アクションが早回しばっかで、ドニーさん元々早いのに早回しにするから、もう、昭和のコントにしか見えない。んで、この作品はブルースリーのリメイクだから、ドニーさんが時々っていうか、結構声を出す。あのブルースリーの声と同じ声、怪鳥音っていうんですかね?
その声まで早回しになって、なんだよそれは!と思ってしまいました。編集が雑いんですよねぇ。

ドニーさんは最初から最後までずっと怒りっぱなしで、瞬き回数少なすぎ!鼻の穴も開きすぎ!でした。
ただね、すごいなって思ったのは、ドニーさんはブルースリー完コピしてるんですよ。完全になりきっている。
先日読んだビジネス記事で、仕事ができる人は、できる人のやり方のまねが上手いというような記事を読みましてね、なるほどなと思いました。今やスターになったドニーさんですけど、この頃やっとこの作品で人気が出てきたんですよね。これだけブルースリーを完全にコピーして自分のものにした上で、今は彼独自のアクションをそこにどんどん組み込んでオリジナリティを出している。やっぱできる男は違うなと、そう思った次第です。
そういう彼の原点を見られたのはいいかなと思いました。
あと、空手道場に乗り込んで30人くらいを相手に戦うシーンがあるんですけど、そこに若き日のめっちゃかわいい谷垣さんを発見して、それはちょっとうれしかったです。