このレビューはネタバレを含みます
題材が銀行とか合併とか政府も少し絡んでとか難しくて苦手だったけど面白かった。
半沢直樹はそう言うワード出てきた時とか解説がドラマ内で入ったりしてわかりやすかったけど、そういうのはなかった。
父がとんでもない悪党というわけでは無くて、冷酷な部分はあるし愛人とかきしょいけど、会社を成長させるための手段を選ばない選択をする頭の切れる男だったからそんなに憎めなかった。
鉄平は甘かったり銀平も変な奴で誰が正しいとかはないのかもしれない。
あいこは何で父のためにそこまで執着してたのかよくわからなかった。浮気はしてるから父にガチ恋じゃないのかと思って、実はこの一族を踏み台にして野望があるのかと思ったけどそうでもなさそうだったし、最後も荒れに荒れると思ったら普通に一緒に飯食ってたし。
終わり方は、飽くまでこの一族の話は終わりとして、その後の金融再編の波に飲まれたという部分は、小賢しく生きてきた魚がデカい魚に食われて、その魚もさらにデカい魚に食われてという弱肉強食の世界を感じて興奮した。