見る予定ではなかったが偶然鑑賞。苦手意識のある分野ではあるけど、当時の3人の若者に焦点あて、言葉にならない葛藤抱える姿にすぐ入り込めた。
何はなくとも柳楽さんの役作り。本当に柳楽さん?と思うほど。年齢を重ねているのにあの学問に対する純粋な眼差しの学生らしい姿勢はとても説得力があった。
どの時代も皆懸命に生きている姿は尊い。何が正しくて何が間違っているのかすぐに答えは出ないけれど、自分らしく生きる。田中裕子さん演じる母親の姿をみて思った。
終戦の日に戦争の現実を描くこのドラマを見るにあたっても、やはり春馬さん自身の事を重ねずにはいられない。この頃どんな思いでこの役を演じていたのか…いつもの人の顔色を探し包みこむような優しい笑顔はこの役柄でも感じられた。