それぞれのコミュニティや立場、経験等によって、何をもって「正しさ」とするかが違っていながらも、かかわり合いながら私たちは生きているんだということを、改めて感じさせられた。
この作品にあるユダヤ教超正統派という宗教的な枠組みにこだわらずとも、
大なり小なり自分の感じ方や考え方と異なるものに出会って、葛藤しながら生きてきたことを思い出させてくれる作品。
主演のシラ・ハースの演技が素晴らしいから、より感情移入しやすいけれど、
最近の風潮にある、単なるフェミニズムの作品だと捉えられてしまうのは、
かなりもったいないと思う。
原作を読まなければ。