呪怨は散々ネタにされ消費尽くされたコンテンツだと思っていたが、ここまで静かな恐怖を追及した国産ホラー作品は珍しい。
呪怨一作目のような不気味な次元の歪みを見事に表現し、現実の事件などをニュース音声で混ぜ込む事で、その当時の鬱々とした気分を再確認できる。
本作では鏡が頻繁に登場し、とても良い役目をしている。何か映るんじゃないかとついつい注目してしまうが、もちろん何も映らないところが徹底していていい。
これだけ不気味に作られていて、びっくり演出はほぼないのも驚き。シーズン2やリングもこの製作陣に担当して作ってほしい