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アンナチュラルのginnyのレビュー・感想・評価

アンナチュラル(2018年製作のドラマ)
4.4
ミコトが不条理な死に対して、可哀想だと同情してただ涙するヒロインではなく、悲しみながらも不条理さに対し怒りを露わにし丁寧な調べと共に被害者の想いを見つけ出していく様がとても格好良かった。辛い過去があっても、今を前向きに生きていくための救いを与えてくれるようなドラマでした。辛いときこそしっかりご飯をたべる、ときには同僚や家族に弱音を吐いて寄りかかってみる、そういう自分を大切にしてちゃんと守る術をミコトを通して伝えてくれたように思いました。

そして、一番感激したのが「殺人遊戯」です。いじめを受けたひとが、いじめをしていたひとの名前を書いて報復のために死んだとしても、何の意味もない。いじめをしていたひとは、場所を変え名前を変え平然と自分の人生を生きていく。そんなやつらのために死ぬな、どうか生きてほしい。というメッセージをこんなにダイレクトに強く発信してくれるドラマは無かったです。野木さんの脚本や石原さんの演技によって作られたこの名シーンを沢山のひとにぜひ見てもらいたいです。

過去に負けず死者に寄り添い戦うミコト、UDIで居場所を見つけられた六郎、誰よりも仲間や死者のために怒る東海林、UDIと部下を全力で守る所長、愛情深い一面を隠した中堂、どの人物にも野木さんの深い想い入れを感じました。最高でした!(想いが止まらない笑)