自分の子供を流産するという過去のつらい思い出からやり直しを決意した夫婦シェルビー(サラ・ポールソン)とマット(キューバ・グッティングJr.)は、心機一転ノースカロライナに引っ越す。
彼らの周りでは不可思議な事件が起きはじめ、やがて2人は、16世紀に住人が集団失踪をしたとされる“失われた植民地”ロアノークに関わる謎と恐怖に脅かされていく。
そこでロアノーク植民者たちの、怨念に血塗られた狂気の歴史が紐解かれていく…。
ライアン・マーフィーのプロデュースの「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン６は、未解決の「ロアノークの集団失踪事件」に着想を得た実話系ホラー。
マットとシェルビーがロアノークで体験した心霊現象を、再現ドラマとインタビューで描く前半５話。再現ドラマ「ロアノークの悪夢」でマットとシェルビーとリーを演じたオードリーやドミニクたちとマットとシェルビーとリーがロアノークの屋敷で、「血の月」の数日を過ごし起きた現象を隠しカメラで記録するドキュメンタリーホラーの後半５話。
実話系ドキュメンタリーホラーのスタイルで、心霊現象や凄惨な殺人事件を描く展開は、地味だがじわりじわり来る怖さがある。
心霊現象をネタにするドキュメンタリーホラー番組の裏側も垣間見られ、じわじわ来る実話系ホラードラマ。
