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坂の上の雲 第1部のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

坂の上の雲 第1部(2009年製作のドラマ)
4.7
明治維新によって、はじめて「国家」というものをもち、「国民」となった日本人。
近代国家をつくりあげようと少年のような希望を抱きながら突き進んだ「明治」という時代。
四国は、伊予松山に三人の男がいた。
日露戦争において、大きな役割を担った秋山好古(阿部寛)・真之(本木雅弘)兄弟と、明治を代表する文学者・正岡子規(香川照之)である。
このドラマは三人の男の生涯を描くとともに、生まれたばかりの「少年の国」日本が世界という舞台でどうふるまったかという物語である。
司馬遼太郎の時代小説を映像化したスペシャルドラマ第1作。
「男子は大事を成し遂げる為に身辺を単純明快にするべき」と言う秋山好古、好古に刺激され勉学に勤しみ志を立てようとする秋山真之、俳句に心血を注ぐ正岡子規の葛藤と成長と出世を描くエネルギッシュで痛快な青春物語、壮絶な戦闘シーン、急激に西洋化を遂げようとする日本と西欧諸国のせめぎ合い、もう一つの大河ドラマのような仕上がりの時代ドラマ。
「まことに小さな国が開花期を迎えようとしていた」
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