Train

ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルーのTrainのレビュー・感想・評価

4.0
統合失調症を患う兄トーマスが重警備の精神病棟に収監され、弟ドミニクが退所させようと奮闘するが過去のトラウマが蘇り新たな悲劇が彼を襲う…

ブルーバレンタインの監督らしく始まりから既にどんよりで話が進む度堕ちてゆく。雰囲気としてはマンチェスター・バイ・ザ・シーに近い。ドラマというより6時間の映画であり、じっくりと主人公ドミニクのズタズタの精神状態を描いていく。母を取られた嫉妬、周りから受けた辱め、悪行の後悔、行方不明の実父による不安、娘の死による動揺…マーク・ラファロは兄と弟の一人二役で演じている。演じ分けが上手いのは言わずもがな。兄を憎む反面愛してもいるドミニクの葛藤の表情がまた素晴らしい。

若干心情の説明のナレーションがノイズになっていたことを除けば普通に良作。