長安二十四時の11の情報・感想・評価

エピソード11
第11話
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tanzi

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驃騎大将軍郭利仕が陛下からの言葉を携えて靖安司李必の前に登場。モデルは高力士。 が、その言葉には大きな裏が隠されていることを最高位の宦官は可愛がってる真っ直ぐなこの若者に伝える。 ふい〜、面倒くさいわ〜この当たり前のダブルスタンダード…。忖度できない奴はゴミのように切り捨てられて、命が幾つあっても足りんし。 以前右相林九郎が「厳大真の茶器を本日の宴に大量の茶器が必要なのでと説明して欠けたものに変えとけ」と指示してたけど、それがこんな計略(事前に郭利仕が宮中の物をくすねてるとデマ→寵愛する女の居室のお粗末な茶器を見た陛下が郭将軍に怒り狂う→右相は政敵への信頼を地に落とすことに成功)に使われるとはね。 林九郎のモデルになった李林甫は実際に政敵や有能な人間をあらゆる策略を使い蹴落として自分の地位を確立継続させたそうやけど、ホンマえげつない。 まんまとしてやられた郭利仕は「ワシも今やヤバイんでお前を守る事はできんし、むしろ一歩間違えれば一蓮托生反逆罪と考えよ」と釘を刺しにきたのでした。 どの朝廷でもそうやけど、高官にそして皇帝の寵愛を受ける臣下になるには忠誠心とか真心とか関係ないんやわ。 トップの聞きたい言葉を聞かせて、邪魔で有能な人材を消し続ければ。 なーんか現実のどんな国の政治にも近いこんな構図には身震いしますな。 それって滅びの前兆やと、歴史がこうして伝えてくれてるのにさ。 「長安に身を置き、自分が怪物にならなければ長安に食われる」 聞染が言った台詞だけど、それは宮廷でも市井でも同じなんやわ。
める

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警察犬のようなお犬様を連れて捜査再開。 皇帝の言葉をそのまま受け取るのではなく、ちゃんと意味を考えろよっていうところが厳しい世界を感じさせる。 曹破延と龍波は初対面!?てっきり同じグループで動いているのかと思ってた。
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