長安二十四時の43の情報・感想・評価

エピソード43
第43話
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tanzi

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一転、チェラホト降臨までの引っ張りの長さが嘘のような展開の速さ。 蕭規は聖人誘拐。張小敬も厳太真に扮した檀棋を連れて続く。 聖人が拐われた事で覇権争いも切迫する。 ・まんまと陛下を見捨てて厠に逃げ込んだ右相は自宅に戻り協議中。 太子を黒幕に仕立て太子派の一掃を狙う ・世界に覇を唱えた唐といえど磐石ではなく、常に近隣諸国や身内のはずの藩鎮(節度使)にすら狙われる。夜が明け城門が開くまでがいわばタイムリミット。 ・圧倒的に不利な太子は、側近に諭されても決断できない。毒親育ちの弱点がここで露呈してしまう。 そんな優柔不断な太子を側近の宦官すら見捨てる始末。 「今後は早く決断しますよう」捨て台詞がこうや。 これは後の安史の乱での太子の一方的な即位の動機づけに繋がるし、蕭規が乗り込んだ際厳太真が陛下を守ろうとするのに郭利が止めた時の「陛下がそなたを犠牲にする日が来るとしたら、この夜のことを決して忘れるな」という台詞もそう。その辺りの目配せも怠らない。 しぶといジーサンの聖人はまんまと連れ込まれた廟から逃げ出すも、豚泥棒に間違われ追われるし正六品の下級役人からは変人おいぼれ扱いを受ける。 そら、そうなるわね。 見てるこっちは心のどっかで喝采を送るし。ザマーミロ。
Dream

Dream

豚泥棒(笑)