サンフランシスコに拠点を置くIT技術開発会社SPRQ Pointで、コーダーとして勤めているゾーイ・クラーク。上司のジョーンを除いては全員が男性社員で紅一点のチームの中でも才能を発揮しながら仕事に邁進する日々を送っている。ハードな仕事の疲れからなのか、しばらく頭痛が続いているゾーイは、母親に勧められて病院でMRI検査を受けることになった。閉所恐怖症の彼女は不安な気持ちを抱えつつ装置の中へと通される。ドクターは、ゾーイをリラックスさせるために装置内で音楽をかけてくれるが、そこから流れてきた曲は「♪何てことだ、地震から始まって・・・」という歌詞で始まるロックの楽曲。ついにゾーイの不安が頂点に達した瞬間、突然大きな地震が発生し、装置と繋がっていたパソコン内の音楽プレイリストが全てゾーイの頭の中にアップロードされてしまった。地震はすぐに収まったが、病院からの帰り道、なんと隣を歩いていた見ず知らずの女性が、「♪ひとりぼっちになりたくない」といきなり彼女に向かって歌い出す。やがて周囲の人々までもがミュージカルのように派手に踊り出しはじめたのだ。あらゆる人が彼女の周りで歌を歌い踊りるという突然の異変に混乱しながらも、ゾーイは隣人で音楽に詳しいモーのもとに駆け込むと、モーは、ゾーイが他人の頭の中を垣間見る不思議な能力を得たのではないかと仮説を立てるのだった…。思いがけず人の心の声が歌や踊りとなって見えるという特殊能力を得てしまったゾーイは、やがて前向きに事態を受け入れ、周囲に影響を与えていく…
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