東野圭吾原作のラブミステリー「危険なビーナス」。
主人公の獣医師・伯朗（妻夫木聡）のもとに、「弟の妻」を名乗る謎の美女・楓（吉高由里子）が現れ、異父弟・明人（染谷将太）が失踪したことを聞かされる……。
遺産相続争い、明人を誘拐した犯人を探すために、伯朗と楓が協力して捜査していく中で、伯朗の母を殺害した犯人も関わっていることが分かっていく展開は、いつもの東野圭吾ものならシリアスなタッチで少しずつ秘密が明らかになる中でキャラクターの知られざる素顔が明らかになる緊密なサスペンスミステリーに仕上がっているが、伯朗の妄想シーンが入ったりしてるコミカルな要素が多いので、緊張感に欠けていたが、最終回前後で持ち直した感がある。
謎解きも、少し力技で伏線を回収した感じで、吉高由里子のグレーな感じのヒロインの魅力でもたせたサスペンスミステリードラマ。
