アフターコロナの今、
“素朴”とはどう言う事か、
どれほどドラマティックな素材なのか？
と言う事を、このドラマは教えてくれる。
全てのデコレーション、即ち“虚飾”を剥いだ時、見えてくるドラマを改めて教えてくれる、素朴な感動、素晴らしいドラマだ。
有村、林の素朴な組み合わせが、本当に嬉しそうで幸せなる表情を浮かべて、見ているこちら側は涙が出る。
脚本家と演出家の自信と、ある種の野心すら感じる。ここ数年見てきたものを精算する、何も無いことに“侘び寂び”を感じろ、と。
ニューノーマルな世界を映す、ブランニュープラネットの物語だ。
次週が最終回と聞いて、より驚く。
本当に何も無い日常のワンダーな話なんだ、と。
