南沙良目当てで鑑賞。
うつ病と言う難しくて、辛くて、(誤解を招くが)面倒臭い病に真正面からぶつかった作品。
NHKならではのリアルな展開と、役者の本物の芝居で見応え満点。
天才棋士として多忙の身である先崎学。
しかし彼は突然様子がおかしくなり、何事にも集中出来ず、気力もなくなる。
彼の妻、娘も突然の出来事に驚き、医師である彼の兄に相談すると、うつ病と診断される…
元気になったからと言って急に無理はさせない、決断をなるべくさせない、性欲が出てくるのも良好な証、等リアルな展開に思わず見入ってしまう。
一手一手決断をする棋士とうつ病と言う組み合わせが絶妙だから、とても頭に入ってきやすくかった。
南沙良は相変わらずどのような役でも、存在感を残している。
親を何気なく気にする姿にリアル性があって良かった。