Netflix連続ドラマ全6回
とある学園の売買をめぐり、日本政府による公文書改ざん事件の真相を新聞記者が追う。
このあらすじで誰もが頭に浮かべるのは「森友学園」問題である。ドラマでも改ざんした1人が自殺していて現実にも自殺者が出ている。フィクションとは言うものの森友学園問題を完全に下敷きにしており一部ノンフィクションのようである。製作側も森友学園問題をベースにしていることを認めている。
フィクションとノンフィクションとの絡ませ方がどうかな?とずっと思って見ていた。現実には1人死者が出ていて、こんな短期間にドラマにするのはどうなんだろうか?と思っていた。遺族の要望とかなら分かるのだが報道を見る限り遺族は最終同意していない(企画時は同意してたようだが)。
「忘れられつつある森友学園問題に今一度気づいて欲しい」という製作側の意思なら、それは徹底取材したドキュメンタリーにすればよかったのに、と。何でこんな中途半端なフィクションにしたのかな、と。
「若者の政治離れ」「国家による情報規制」などのテーマは個人的には良かったので完全なフィクションに振り切れば良かったのにな、と思います。