わりと真面目に介護をテーマとしたホームドラマでした。
能やプロレスといった要素や、重めなテーマながらもコミカルさが入っているあたり、クドカンにしか書けない脚本といえましょう。
実は私、キャッツははじめ見られなかったんです…
同じような理由で、二話目でちょっと挫折しそうになりましたが、あるとき吹っ切れました。
癌にも色々あるし、介護にも色々なんですよね。自分の身の回りと重ねて「こんなん違う!」っていう見かたを改めたら、まぁ楽しい。
というか、三話目からは「タイガー&ドラゴン」での落語のように、能の演目のように回想エピソードを舞ったり。
世阿弥マシーンがぜあぜあ言い出したりと、とたんに楽しくなってきました。
からの四話目では号泣です。なにこれ。
さらに「IWGP」のセルフオマージュ!BGMまでかかってぶち上がり、思わず見返しました。
しかし、ラストやっぱりキャッツになってる…にゃー!
ファーストインプレッション!
という感じで、クドカン✕長瀬タッグの、まさに集大成のような作品でした。
特に四~六話目あたりは最高にホームドラマしていてとても良かったです。
キャストもお馴染みな俳優さんが多かったり、私自身もとんと歳をとりましたので、まさに歳に見合った具合のテーマであったと思います。
潤沢かわいかったなぁ。長瀬かっこいいし。
思わず途中でIWGPを見返したのもあって、しみじみ…。
20年たっても変わらぬ魅力+歳なりの味わいが出てるって凄いことです。
今作は長州スパイスがかなり良かったですね。
長州、武藤、蝶野のスリーショット。
作中CMや、ラストのマイクパフォーマンス?かなり笑いました。楽しい。
しつっこいのに笑っちゃう。切れてねえ!形変えるぞ!