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ラスト・ツァーリ: ロマノフ家の終焉のpommeのレビュー・感想・評価

4.0
ミュージカル「アナスタシア」を観るために予備知識を、と思い見始めたら、
多忙→
アナスタシア開幕してしまう→
アナスタシア1回目鑑賞(わかーニャ回、可憐。素敵だった!)
アナスタシア2回目鑑賞(はるかーニャ回、かっこかわいい最高、待ってました万里生回、素晴らしかった!)
コロナ罹患→アナスタシア鑑賞後でよかった…
コロナ後遺症で何も観る気がしない…気力がない…けど多忙…
アナスタシア閉幕してしまう→
ラストツァーリ完走…

6話観るのに一体何ヶ月かかったのか…
もうコロナはこりごりです。


さてラストツァーリ、学者の考察と当時の映像を交えた大変見応えのある素晴らしい作品でした。
第一次世界大戦の頃の、世界情勢の変化に伴う所謂王政の最後というものを、教科書レベルでしか知りませんが、司馬遼太郎「最後の将軍」や映画「ラストエンペラー」のような寂寥感という類のものではなく、ロシアのそれはこれ以上にない悲劇であると思いました。

アナスタシア生存説を元にしたミュージカル「アナスタシア」は、20世紀フォックスアニメを基に制作されたとのことで、楽曲も明るいものが多くアーニャは可愛く逞しく…、
これはあまりに救われない悲劇へのアンチテーゼと捉えて良いであろうと、惜しみない拍手を送ったのでした。
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