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あなたのそばで明日が笑うのpokotanのレビュー・感想・評価

あなたのそばで明日が笑う(2021年製作のドラマ)
3.0
あの日から10年。
前に進み方、行方不明になった人に対しての受け入れ方は、人それぞれ。
分かると分からないも、どうすれば分かるのか、何年住めば分かるになるのか。
部分部分で、良いシーンもあったんだけども、どうも違和感が多い脚本だった。

蒼と瑛希の出会いのシーン。
まず、30分遅刻してるのに、「すいません」の一言もないって、しかも初対面のこれから仕事でお世話になる人なのに社会人としてどうなのか。
瑛希も瑛希で待ち合わせに1時間前行動って早すぎで、4杯ドリンク飲んでることを押し付けられても、なんかね、めんどくさい男。

蒼が高臣が津波で行方不明になってから未だに「死んだ」という表現を受け入れられないほど、まだ高臣のことを諦めきれないのに、最後に瑛希に対して「離れていても私のそばにいてくれますか?」っていう言葉は違和感しかない。
どこで、好きになった?
好きでもないのに、気持ちがあるようなもったいぶらせるような言葉は伝えないよね。
【新しい恋愛でこの気持ちを乗り越えようとする】っていう意図の脚本なら安っぽいなぁ。

瑛希も仕事で蒼を知っていく内に気になる存在になっていったのかもしれないけど、まだ夫を待ち続けてる人に対して告白するって、無謀だし、どうなんだろうね。

あと、綾瀬はるかがやや若すぎる見た目のせいで、中学生の子供がいるのに、やや違和感。
実年齢36歳だから22歳ぐらいで産んだ設定なら、おかしくはないんだろうけど。

でも、池松壮亮や高良健吾含めてキャスティングは良かった。
RADWIMPSのかくれんぼも良かった。
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