チェスを知らなくても問題無し。それがまず良かった。タイトル始め、多少の専門用語は出てくるが、メインのストーリーは主人公のベスの人間的成長なので。
孤児のベスが用務員のおじさんがやっていたチェスに興味を持ち始め、勉強よりもチェスにのめり込み、天才的な能力を開花させる(あの薬のせいでもあったのか？)
ベスが次々と勝ち進んで行き、お金が入ってベスのファッションにも目を引いた。この辺はストーリーは「ふーん」って感じでのめり込む程では無かった。
育ての母が亡くなり、孤独になったベスが母同様に酒に溺れる辺りから、面白くなった。酒に依存するあまり、大切な仲間や友人を失い最強の敵、ボルコフとの試合前にも欲に負け酒を飲み、チェスにも負けてしまう。
三度目の試合で一人、ボルコフの故郷ロシアに行き三度目の対決を果たす。孤独になったベスを、実は応援していた仲間達がベスに電話してくるシーンには泣いた。かなり泣いた。幼い時から一匹狼みたいだったから、このまま一人で対決すると思っていたから余計に泣いたのだろう。そして遂にチェスの女王となった時のベスの表情がとても良い。本当に嬉しいと言う表情を初めて見せてくれた。「スピリット」から良かった、アニャ・テーラー=ジョイが本作でもとても良い演技をしてくれたと思う。
長いドラマシリーズが多い中で全７話、１シーズンだけと、海外ドラマが苦手な人にもおすすめできる。
アニャの目力が物凄い。あの目で見られてたらそりゃ勝てないわ🤣
ハリウッド版のネコ娘は彼女に決まりだな🤣
ショッキング・ブルー(ヴィーナスを一番最初に歌ったバンド)マリスカ・ヴェレスになりきって、目の下にもアイライン入れたのは、あまりにも変なメイクで爆笑したがあれはOKだったのか？🤣
三人とチェスの早ざしのシーンは、撮影大変だったのでは？と本作一番の見処だと思う。
