このレビューはネタバレを含みます
天才チェスプレーヤーの少女のお話。
義母アルマが金に目が眩んでおかしくなるかと思いきやあっさりと亡くなってしまうのが悲しかった。彼女なりに母親としてベスにとっても愛情を与えられて良い関係に見えたのに。彼女もかわいそうな人だったな。
お酒と薬に溺れてダメになってしまうのではと見てるこっちはずっと心配してて、でもベニーのお陰で抜け出せてさらに強くなってボルゴフまで来たのに、なんでお酒と薬やっちゃうの。
天才にありがちな、天才であるが故の孤独と不安に死んでしまうのではないかと見てるこちらは心配でしかなかった。
シャイベルさんの切り抜き、学費を全部投資してくれたジョリーン、酷い別れ方をしたのに助けてくれたライバル達、ずっと見守っていてくれたタウンズ
孤児でひとりぼっちだったベスが皆の力と共に、そして薬とお酒の力を借りずにボルゴフを倒す。
彼女の成長に胸が熱くなった
チェスのことはひとつもわからない自分のような人間でも夢中になって見てしまった。チェスがスポーツと言われるのがわかった気がした