天才が抱える孤独をテーマにしたドラマ。こう言った話は好きなので楽しめました。
主人公のベスはチェスの天才で、子供の頃から大人相手にバンバン買っていく天才。しかし、何かに突出しすぎた人間は必ずと言って良いが、その代償を負う。ベスも例外ではなく、孤独を抱えながらアルコールや薬に溺れていく姿が描かれる。
このドラマの見どころは、なんといってもベスが可愛くいです。唯一無二のチェスの天才、というと硬い感じがしますが、実際には可愛らしいところやセクシーなところもあり、彼女にどんどんと引き込まれました。だけど、そのような長所だけでなく、どことなく弱々しくて不安定なところも描かれていて、それが見ている私の庇護欲を掻き立てました。この辺がこのドラマの見どころではないでしょうか。
物足りないところは少々、というかかなりベスが天才すぎて、割とあっさり試合に勝ってしまうので、ハラハラドキドキ感が足りないと感じます。もっと女性であることを生かして、舐めた態度をとってくる男性を打ち負かすカタルシスが表現されていれば面白いんじゃないかなあと思ったりもします。
と長々と語ってしまいましたが、女性がチェスをするという斬新さもあるし、何よりベスが可愛いしで、普通に面白いドラマだと思います。
