くるみ

青のSP ―学校内警察・嶋田隆平―のくるみのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりの藤原竜也主演ドラマ。
もうそれだけで期待していたけれど、色々とあり得なくて楽しかった。
藤原くんの演技は舞台仕込みなのでややオーバーなところがあるけれど、画面越しでも迫力満点だし、その迸る熱量と滑舌の良さは圧巻。
かなり職権を濫用して未成年も容赦なく殴り飛ばし手錠をかけるところも小気味いい。
1話で最初に逮捕された二人の学生が逆恨みすることなく、自然と協力者になっていくのも面白かった。
けれど、亡くなった彼女のために…っていう設定は急にチープ感が出て残念だったなぁ。

生徒役は幼少の頃から活躍している子と今回演技初挑戦の子がいたようで、やはり実力差は否めない。
この子なんか見たことあるなぁ〜とずっと思ってた子は「星星のベラベラENGLISH」のれいあちゃんだとわかってスッキリ!
中川翼くんや宮世琉弥くんなどはあっさり終わってちょっと拍子抜け。
とても雰囲気がある子たちなので、もっと何かあるのかと勝手に期待してしまった。
あと、母親に女優になることを強要されていた少女と貧困に喘ぐ少年は名前はわからないけれど印象的だった。

それにしてもこの学校、教師に問題がありすぎる。
真木よう子(マツエクやばすぎ)たちが毎度中華料理屋で個室でもないのに大きな声で生徒の個人情報やグチを言い合ってるのも気になるし、新人教師を散々いじめていた奴らが何のお咎めもなく教員を続けているところもおかしい。
なんだかんだ頼っておきながら最終的に「学校にスクールポリスは必要ありません!」と真木よう子が報道陣に向かって言い放つところもなんだか納得いかなかった。

でも結局最後まで欠かさずリアタイし続けたので、やっぱり面白かったんだと思う。
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