このNHKの土曜よるドラ枠なかなか挑戦的。
他の学園ドラマとは違った、一癖二癖ある、変わった視線の学園ドラマだった。
各話自分の倫理観を問われる作品も珍しい。
高柳先生は静かに冷静に生徒に問いかけ、そして、正解を押し付けない。
先生自らも生徒から教えてもらうところがなかなか良い。
2話の、授業中、授業内容も先生にも興味がないから寝てたのに、どちらかに興味が湧いたら急に真面目に授業聞きたくなるの分かるな。
色々わかるわーって部分もあり、大人だからそうすりゃ良いでしょと思うけど、学生の立場だとみんなから外れてひとりで生活する怖さや不安が大きい。
嫌われたくなくて流されて付き合うこと。
「ヒマ」と「多忙」どっちが幸せか。
人を見かけで判断したこと・されたこと。
悪は憎むべきだけど、悪のおかげで生きることが出来る人もいる事実。
自分にとっての心の癒やし。
何故勉強するのか、その意味。
「ひとりで」と「みんなで」どっちが好きか。
観終わって、ちょっとだけ価値観が変わる。