Ryan

ミスター・メルセデス シーズン3のRyanのレビュー・感想・評価

3.8
ブレンダングリーソンが歌います



スティーヴン・キングのビル・ホッジスを主人公とする小説三部作にしてシリーズ最終章


主演 ブレンダン・グリーソン



7話まで単調で面白くない。
スティーヴンキングにしては、次の展開が予想できる。
正直そのままだと3.5スコアだっただろう。
しかし、7話からの追い上げは見事。
一気に見せて引き締める。そして、本質的謎については観客に身を委ねる。最もキングが得意とするところ全開。
シーズン2が面白かっただけにシーズン3をこういった持って行き方があるのかと驚いた。現代と通じるところはもちろんあるが、あくまでスティーヴンキングの世界なので我々の住む世界線ではない雰囲気も漂っている。そこがまた好きなところであった。

当初はシーズン4も企画されていたが、制作会社の買収やらで正式にキャンセルされたらしい。それを見越してか、シーズン3でも丁度良い終わり方にはなっている。

これでお別れは少し寂しくはあるがまたいつの日か新たなビルホッジスに会えることを期待する。
Ryan

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