〈このドラマだけをずっと観ていたい〉
ただのラブストーリーじゃない、ほかのドラマや映画はしばらく観なくてもいい…それくらいよかった。
Netflix本気度が感じられる日本発のドラマ。公開初日にエピソード1を鑑賞、2日目に最終話まで一気に鑑賞。
まず…このドラマは音楽が最高ですね。宇多田ヒカルさんはもちろんですが、それ以外の洋楽チョイスもgood！（無学で私のまったく知らない曲ばかりw）、そして何よりも岩崎太整さんの劇伴が素晴らしい、大絶賛です。数え間違いでなければ全47曲ありました。全てオリジナル曲でしょうか？ 岩崎太整さん渾身の作品だと思います。このドラマの透明感、清涼感、空気感みたいなものを岩崎さんが創り上げていると言っても過言では無いと思います。また本ドラマの綴くんが岩崎太整さんと繋がるような気がしてなんか嬉しいですね。本ドラマの音楽・劇伴に興味ある方はSpotify無料会員でも全曲聴けますので是非試されてはいかがでしょうか。おススメです。
主演の満島ひかりさん、佐藤健さん、二人とも落ち着いた雰囲気で、カッコ良過ぎず、キラキラし過ぎず、大人の鑑賞？に耐える上質でとても素敵なドラマでした。映像美も素晴らしい。（語彙力なし）
既視感多いエピソード、突っ込みどころ多々有るとは思いますが、高品質で完成度が高さがその欠点を補って余りあります。心を大きく揺さぶられました。文句なしで最高評価です。
本作はもう一度最初からゆっくり観でみたいと思います。2周目の鑑賞が楽しみです。
《追記》どうでもよいような細かいことばかり書きます。興味ない方や、ネタバレしないよう注意したつもりですが、先入観無くドラマ観たい方は以下読み飛ばしてください。
宇多田ヒカルさんがデビューは1998年12月9日、本作では雪景色の夜でした。北海道でも時期的にあの雪は早過ぎじゃない？と違和感あり調べてみました。気象庁サイトには「女満別」は過去記録なし。土地勘なく適当に付近の「北見」を調べてみました。（適切じゃなかったらごめんなさい）その日の夜の気温はマイナス3〜6℃位、積雪深30㎝、風速は2〜4m/sでした。本作天候と合致。あのシーンはロケでしょうから寒竹監督は天候や雪の状況を見計らって撮影に臨んだのでしょうね、凄い！ 鳥肌が立ちました。監督のこだわりに頭が下がります。
アイスクリーム、ドラマでは小さくてよく見えず…後で分かりました。某有名メーカーのお値段高めのアイスでした。佐藤健さんがCMしているアイス、彼のファンなら瞬時に分かりそう（笑）
水色のハッカ飴、無性に舐めてみたくなり製造販売元の永○製飴のオンラインショップに直接注文。1袋216円（税込・送料別）注文翌日に発送、対応早っ！（笑）シンプルな味に好感、今どきにしては大き目サイズ。ショップには「First Love 初恋」の一言もなく一切触れられていません。大人の事情が窺えます（笑）
晴道との連絡はLINEじゃなくメッセージ、なんで？と考えてみたら彼は自衛隊出身なので退官後もLINEは使わない主義かな？ ちなみに私もLINEは使いません。
SUNYO白桃缶詰、缶の色は青（現在は売られてないかも）青は也英のカラーに合わせたのだと思うが、なぜ「桃缶」？…この缶詰の桃は国産・福島産が多いらしい。（正確性は担保できていません）東日本大地震の頃のシーンだから桃は晴道を暗喩してるのかな？ ネタバレしそうなので詳しくは書きませんが（笑）
※関連無いと思うけど、ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」（坂元裕二脚本）でも『桃缶』が出てたな。
※後日考察サイト見たら満島ひかりさんが好きな映画のなかにパイン缶をそのまま食べるシーンがあり、そのオマージュでは…という記載がありました。たぶんそれが正解のように思います。
也英のアパートの部屋におーっとプログラミング言語「PL/I」の本が無造作に積み上げられていた。PL/Iなんて銀行のIBMメインフレーム勘定系位しか使っていないのでは？ 〈間違ってたらごめんなさい〉なぜ也英の部屋に置かれているのか、その理由がわからない、不思議でしょうがない。誰かわかる方ぜひ教えてください。
2023年1月20日、3周目鑑賞終了。極上の丁寧なドラマに改めて感心。すべてのシーン、セリフに深い意味が込められているように思います。おそらく10年に一度出会えるかどうかの作品、私の人生で大切なピースとなる最高のドラマでした。
