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サンクチュアリ -聖域-のKazukidzのレビュー・感想・評価

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
4.1
世界が相撲を知るキッカケ



気性の荒い高校生が、その腕っぷしの強さを買われ相撲部屋へスカウトされる。格式と伝統を重んじる角界は、自由に生きてきた青年に取っては馴染めない事ばかり。国技相撲へ一石を投じる本格相撲スポコンドラマ。


全8話一気見案件!
肉体改造に1年以上掛け、撮影まで合わせると2年半ほど掛かったらしいが、その分、相撲を知らない人でも本格的に感じれドラマの枠を超え、感覚的にはドキュメンタリーじゃないかと疑うほど、クオリティー高い作品でした。

主人公演じる一ノ瀬ワタルさんの強烈な魅力にどんどん吸い込まれ、脇を固めるお相撲さんのキャスティングもバラエティ豊かで、観ていて飽きないし、何も知らない相撲へも少し興味が湧く感覚を覚える。個人的には忽那さんを好きになった。

ストーリーは良くある話ではあるが、角界へ切り込んだ題材が面白い。また魅力的な役者の演技が作品の幅を無限に広げている。が、少し演出が大袈裟でありクセ感が強い部分が残念。ドキュメンタリー感覚で観ている視聴者に取ってみれば、要らないと嘆いてしまう。特に、一戦目の静内との夢オチ演出はもう最悪。

また最後もどうなんですかね。その為に最後へ向かってたのに、あの終わり。。。シーズン2は、あのまま始まって欲しいが、結局回想フォローになるのかな、、、いずれにしてもいい部分の方が多いので、早くシーズン2が観たい!役者の筋力があるうちにw
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