とうがらし

サンクチュアリ -聖域-のとうがらしのレビュー・感想・評価

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
3.6
一ノ瀬ワタルの俳優人生をかけた役作りにはしびれた。
相撲のドラマと言えば、映画の「シコふんじゃった。」が思い浮かぶ。
序盤こそヤンキーコメディ寄りであったが、終盤はシリアスに展開。
幕下にあがる前の無名力士たちの奮闘日々には熱いものがこみ上げる。
主人公のセリフを少なくして、親方や母親、先輩・後輩力士、記者等からの見た語り口は成功している。
ただし、スローモーションを多用して雰囲気で誤魔化しているのはマイナス。
力士のバックボーンや人間関係をもっと掘り下げて、正面からぶつかり合う人間ドラマにすべきであっただろう。
まだ改善の余地は多いに残されている。
シーズン2以降に期待したい。

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=yirqWhlHnAg
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