エピソード8、猿谷の断髪式のシーンは
泣きました。
このドラマの上手いところは、最初は小瀬が相撲を馬鹿にして、めちゃくちゃ、適当にやっているところを散々見せておいて、ラスト2回で、ドーンと相撲の凄さ、美しさ、重さを小瀬自身が気付き、覚醒するところを示していきます。
小瀬(猿桜)の変化は、視聴者の変化でもあるわけです。
つまり、多くの観客は、相撲の素人に近い人たちでしょう。ある訳ないキャラにめちゃくちゃさせて、一回下げておいての魅力開眼です。
しかも、それをセリフだけでなく、猿桜の肉体の変化で表しています。
YouTubeの一ノ瀬ワタルさんのインタビューを見ると、本作の準備で肉体改造に約2年かけてきたそうです。
最後に見せる(魅せる)あの身体は、完璧に力士のものでした。
岸谷五朗の龍谷親方の思惑が分からなかったところや忽那汐里の記者がやや浅い感じなど足りない点もありましたが、今のところ、ネトフリ日本ドラマは連勝中です!😅
ドラマは最高点を4.0としています。