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めぐりあう時間たちのadabanaのレビュー・感想・評価

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)
3.4
苦悩する女性たち。
1923年小説家ヴァージニア・ウルフを軸に、1951年の主婦ローラ、2001年の編集者のクラリッサ。
花を買ってくるを合言葉にある一日を描く。
自分の在り方に憂悶し死の影が付きまとい、気が休まらない。
折り合いをつけられなかったらどうすれば。
生きることを選んでも連鎖していくやるせなさが辛かった。
周りも可哀想だし「ダロウェイ夫人」を読んでいないと心理は分からりづらいかもしれないが、最後の2人の対面は感動的であった。
さすがの女優陣の存在感。エド・ハリスも印象的。
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