ロサンゼルスを拠点にヴァンパイアハンターとして生計を立てる男の家族のための戦いを描いたNetflix製作のアクションコメディ。
家族には秘密でヴァンパイアハンターの仕事をしているバドは家族とずっと一緒にいるためには子供の学費と歯の歯列矯正費用を工面しなければならなくなってしまった。金を集めるために組合に戻り監視役のセスと共にヴァンパイアハントを始めるが、バドとその家族のもとへと凶悪なヴァンパイアが迫っていた。という話。アクションもコメディも高品質ではっきり言って最高のエンタメ作品。とにかく面白い。まずキャラクターの個性がめちゃくちゃ立ってる。主人公のバドの家族を心の底から愛してるいいお父さんとクールな凄腕ヴァンパイアハンターのギャップがいい。それと相棒となるコメディ要員のセスも最高。デイヴ・フランコがいつも以上に好青年だった。ニコラス・ホルトと似た可愛さがある。とりあえず兄貴とは大違いすぎてびっくり。そしてこの映画のアクションシーンは結構見応えあり。特にライバルハンターと協力して大量のヴァンパイアと戦うシーンはノンストップでカッコいいアクションが繰り広げられるからアドレナリンが限界に到達した。1発くれ！って言ってその1発を投げて渡すとこ絶対ありえないけどカッコよかった。プロデューサーが「ジョンウィック」シリーズの監督のチャド・スタエルスキだからっていうのもあるのかな。J・Jペリー監督は今作がデビュー作らしい。今後の活躍に期待といいたいところだけれど面白い映画ではあったけど監督が注目されるような映画ではなかったかもしれない。ちょっと個性が薄かったような気がする。根っからのエンタメ映画って感じだった。そういうエンタメと個性を完璧なバランスで混ぜあわせているのが我らが名作「キングマン」なのではないかと。そう感じた。
