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スランバーランドのKUBOのレビュー・感想・評価

スランバーランド(2022年製作の映画)
3.8
眠って夢を見るとファンタジーの世界へ。目が覚めても、また眠れば冒険の続きへと入っていける、そんなワクワクするような家族で楽しめるファンタジー映画。

ニモは灯台しかない小さな離島で灯台守のお父さんとたった2人で暮らしていたのだが、嵐の夜、お父さんは海で命を落としてしまう。

ニモはそれまで疎遠だったおじさんに引き取られ、都会で暮らすことに。

新しい生活に馴染めず、大好きなお父さんのことを思って眠りに落ちたニモは、長年暮らした離島の家で、不思議な男フリップ(ジェイソン・モモア)に出会い冒険の旅に出る。

まずは怪人フリップ役のジェイソン・モモア。彼は普通の人間より、こういうジーニーみたいな役がよく似合う。豪快な無法者フリップはビジュアル的にもインパクト絶大。

主演のニモ役マーロー・バークレーちゃん。この子はきっと美人さんになっていい女優になる。海中でのシーンでは、もしかして、これが俳優さんのデータを取り込んでAI に作らせた画像かな(?)と思わせるところがあった。

そしてぬいぐるみの「ピッグ」がかわいい!

夢を管理する潜在意識活性局に追われながら、お父さんに会うために夢の世界スランバーランドを旅するニモとフリップ。

途中『ニルスのふしぎな旅』だ〜って声に出しちゃったシーンが好き。

最初、金持ちのいけすかない奴と思ってたおじさんが実は…、なーんてファンタジーだけじゃなくて、しっかり伏線を回収して泣ける家族の話にしている脚本もグッド!

私はほとんど夢を見ない人なんだけど、たまにはこんなスケールのでかい夢、見てみたいなぁ。
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