影屋れい

プレデター:ザ・プレイの影屋れいのレビュー・感想・評価

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)
2.0
『プレデター:ザ・プレイ』。主人公は女戦士…と言うか戦士になろうと奮闘する《ナル》。やはりと言うか女性抜擢は「ポリコレ問題」に配慮したのかな。だが、典型的なイライラヒロイン。プライドと負けん気が強いが、いかんせんビビりで勇気と決断力が足りない。…が、知恵と機転は優れている。彼女はこの二つを武器にプレデターと渡り合う。
…渡り合うのは良いのだが、些かこのヒロイン、情が薄い。周りの男衆は《ナル》を厄介者と感じてはいるものの何だかんだと世話を焼くし心配もする。が、肝心の《ナル》は男衆に敵愾心むき出しの部分が少々強く、仲間が狩られても恐怖で逃げるばかりで振り向きもしない。唯一、関心を見せたのは最大の理解者である兄者のみ。…どうなのかなぁ…正直これはどうなのかなぁ。…アクションがメインだし、肉親以外の情なんぞどうでも良いと言われればそれまでですが。でもさぁ、ラストはああなるわけだし。いいのか一族よ?
色々と不満はありますが、とある伏線…と言うか《アイテム》は回収されますのでシリーズとしては及第点。
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