ガク

すべてをあなたにのガクのレビュー・感想・評価

すべてをあなたに(1996年製作の映画)
3.9
作詞作曲担当でも無いドラマーをメインに据えてバンドの映画を作るとは中々チャレンジングだと思うが、脚本がうまかった。

ジミー、才能はあるが感性が古かった。そこにピンチヒッターのガイが新しいスタイルを持ち込んだ。そんなスローテンポからアップテンポになる事で人気を得ていくストーリーは、まさに50年代から60年代の音楽シーンの変遷である。

音楽を捨てない所まで描くあたり、トム・ハンクスの音楽愛を感じさせる。先日YoutubeでAerosmithがSNLに出演してる動画を見たが、そこでトム・ハンクスがホストしてて驚いた。やっぱり音楽が好きな人なんだと思う。

Aerosmith繋がりでいえば、ハリウッドでの番組収録でThat thing you doを演奏するシーンで、リブ・タイラーが叫んだ所、お父さん譲りのシャウトの仕方で良かったなあ。
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