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トロールのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

トロール(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

眠りから目覚めたトロールの話。

トロールを題材にした作品と言えば、『トロール・ハンター』が思い浮かびますが、モキュメンタリーだった『トロール・ハンター』とは違い、本作はわりと王道な怪獣映画になっています。
劇中で「ゴジラ」への言及がある様に、トロールを災害として捉え、その対応に追われる人々を描く辺りは『シン・ゴジラ』っぽいし、ゴジラを見慣れてる日本人なら馴染み易い作品なのではないでしょうか。

ゴジラと違い、トロールはサイズが小さい分、人間と意思疏通が出来たり、カーチェイスをするのは新鮮でしたし、トロールだけでなく人間側にも魅力的なキャラクターが揃っています。
主人公と父親の絆はベタだけどグッと来るものがあり、ちょっと間抜けな首相補佐官には結構笑わされました。
トレッキーな女性オペレーターの活躍も痛快で、意外とドラマやキャラで見せていく作品なんですよね。

正直、もっとトロールの出番が見たかったな~という気もするのですが、ドラマとキャラで補足されているので、映画としては十分に満足して見終える事が出来ました。
何となく続編を匂わすラストでしたが、もしも続編があるのなら、今度はトロールを一体だけでなく、複数登場させて欲しいな~。
サイズが小さい分、数で勝負するのも、他の怪獣映画と差別化出来て良いと思うんですよ。
あとは、ノルウェー以外のご当地怪獣映画も見てみたいな~と思ったし、Netflixなら出来ると思うので期待したいところです。
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