このレビューはネタバレを含みます
不倫相手が殺されてしまう警察署長の話。
デンゼル・ワシントンが不倫をするダメ男を演じていて、なかなか新鮮だったのだけど、不倫相手が焼死体で発見された事で、さ~大変!
殺人事件として捜査する中で、不倫をしてた主人公にも疑惑の目が向けられていくわけですね。
次から次へとピンチが訪れるのでドキドキさせられましたし、ギリギリのところで偽装工作をして切り抜ける展開もスリリングで楽しめました。
ミステリーとしても序盤はワクワクしたんですけど、思ってたよりは広がらず、安易な結末だったかな~という印象。
まぁ、あくまでサスペンスが主体の作品ですし、不倫相手の女性もグルだったのは意外性がありましたよ。
ラスト、妻と復縁するのは余計だったと思うし、出来る事なら、主人公には自首して欲しかったかな。
仕方がなかったとはいえ、押収金を利用したり、他人に迷惑を掛けたのは事実なのだから、そこは清算して、スッキリと終えて欲しかったですね。
ちょっと不満点もありますが、サスペンスという事に限って言えば、佳作と言ってもいいくらいの作品でしょう。
隠れた名作として、サスペンス映画好きにはオススメしたい作品です。