ado feat. ONE PIECE
この一言に尽きる。
これは作品自体をどういうスタンスで観るかで大賛大否両論になる。
ONE PIECEファンとして鑑賞してしまったが故に、初っ端から唖然としてた。
まず、内容が薄いにも程がある。設定が曖昧で、本ストーリーでキャラとその対立構造を確立しているのにも関わらず、それらを度外視し、下手な協力プレイを発動。物凄く萎えたし、向かうべき敵もずさんで、究極にダサい。
一筋縄では観せたくない気持ちもわかるが、それはONE PIECEでやるべきことではない。
ONE PIECEが好きで、ファンとして観に来ている立場としてはado又の名をウタをメインにしたいが故に脚本のベースをそこに合わせて作ってしまっているのが余裕で見透かせる。
ミュージカル作品や音楽として捉えた時そこには素晴らしいものがある。
しかしこれはONE PIECEであり、普通の映画とは違う。本ストーリーとの主軸をずらさず、上手く鑑賞者にストーリー展開の考察を促していくのが本来の姿だと思う。
ルフィのらしからぬ発言、シャンクスの中途半端な起用。
メニューには生姜焼き定食と記載されているのにも関わらず、実際きたのは小鉢に入った生姜焼きの切れ端と、大皿に乗った大量のキャベツ。
観ていてまさにそんな感じだった。
ONE PIECEファンとしては非常にガッカリだった。
