ONE PIECE FILM REDの塩のネタバレレビュー・内容・結末

うーーーん非常に微妙。
正直に言うとワンピースということを一旦抜きにして、ライブの演出や圧倒的歌唱力、歌を武器にするという設定にこれ以上ないくらいにバチバチに合っててとんでもないクオリティだし、なんかもうそれだけで感動して何の涙か分からない涙が出た。
すごく感動した。なのにこの的を得ない話はなんだ！？といった感じ。

シャンクスに関してはビックリするくらいの無駄遣いで、これはもう客を釣るためにシャンクスを使ったとしか思えない。そこの人物がシャンクスである必要性はあったのか？
ワンピースの映画だから麦わらの一味を無駄遣いするのは構わないんだけど、赤髪海賊団を無駄遣いするのは絶対にダメだろ！という個人的な感想。
ルフィ達が旅の途中で出会ったうちの1人という設定なら許せたものの、シャンクスの娘であるという設定にしてしまった以上中途半端な描き方をしたら反感買うに決まってる。
ただまぁ、てっきりウタとは共闘するものだと思ってたから悪役だとは思わずに、その設定はなかなか面白かった。
でもなんだこの煮え切らない感情は…。
ウタの歌は素晴らしかったし、配信でなんなら聞いちゃってるし、なのにこう許せないキャラクターなのはどうなんだろう…。
せっかくならもっとウタを好きになれる設定にして欲しかったなぁ。

あとこれにフィルムREDって名付けるのはちょっと詐欺。悪くなかったはずなのになんだかなぁという感じだった。