おーもり

ONE PIECE FILM REDのおーもりのレビュー・感想・評価

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)
3.0
ワンピの物語も終盤にきた劇場版。ついにロマンスドーンに立ち返って、モーガニアとピースメインの話するんか?と思ったけどしなかった。

ウタが、本当にマジでルフィの幼馴染だったことに驚いた。
兄、悪友に続いて3人目ですよ。
水面のシルエットにウタが走っているシルエットで初期エンディングオマージュだ!なんて、喜んでいる途中でピンときた。
ひょっとしてこれは、あの村長の能力で、エース・サボの存在がウタに書き換えられた、存在しない記憶の話をしているのか・・!そしてこれはシャンクスを誘き寄せるための陰謀だ!!
偽記憶を植え付られたルフィが、絶対ウタ守るマンになってしまう。”ルフィ”vs”麦わら海賊団&その他全員”、って超おもしれーじゃんとか期待していたんだけど。(KHチェインオブメモリーズか)

ウタのガチ恋ファンがあのライブに来てたら可愛そうすぎる。生LIVEをはるばる見に来たら世界的な大賞金首が乱入してハグして「こいつ俺んダチでシャンクスの娘だから」って宣言されちゃって。
あのへんのルフィのデリカシー0ムーブには毎回うわーって思っちゃう。

adoの歌唱はどれも素晴らしかった。
映像もクラクラするようなサイケなエフェクトとダンスのシルエット。引き起こしている事態や行動、歌い踊るテンションと表情。自分の行動が正義だと微塵も疑わない狂った歌姫。圧巻のステージだった。
「新時代」の歌詞を見返してみると、ウタの覚悟が感じ取れてなお良い。
こういう歌モノの映画は、日本語歌詞を毎回字幕で出してほしい。Singネクストステージは、吹き替えでも歌詞出してくれて本当分かってるな!と感謝した。

ウタ、実は数年前に真相知ってたって言ってたじゃん。
かつて、街を破壊した魔王の力で、その力を再度使うってなんかシックリこず。
世界中で苦しめられたファンの皆の海賊への恨み~、は、わかる。
そして赤髪海賊団許さねぇ〜は、動機としてなんかごっちゃになってる。

海軍も、ウタの力で全世界70%が夢に囚われているから手が出せんわいって、五老星のおじいちゃん方がまごまごしていいたのに、結構いつもの赤犬&黄猿コンビがいつのもノリで策なしに「やったるんじゃあ!!」って押し通すし。マジで世界の70%犠牲にしようとしたって事なの。
ところで、もしサンジが眠らずキマるキノコを捨ててなかったら、ウタの作戦破綻してたのでは。あのキノコ何であそこに入ってたの。

原作コミックを電子書籍で買ってるが、なぜか毎回、単行本より1ヶ月遅れで発売する。
その弊害で、ルフィの新フォームを先んじて見ちゃったんだが。
103巻の表紙でなんとなくはチラ見えしてたけど、頼むよマジで。発売日と公開日揃えて狙ってるんだから、電子もそれに従ってくれ。

でもまぁ、アクションとか展開はすげー良かった。
敵もまどマギ的なワンピに今までに無いビジュアルの不気味さがあった。
前作のスタンピードとはまた違う寄せ集めチームでの共闘。
ルフィとシャンクスは都合上、絶対今はまだ会合できないからもどかしい。
でも別世界で離れていても、共に戦うやつ大好き。
シャンクスの強さの秘密も明かせられないから、なんか剣とかからオーラ出てて身一つで空びゅんびゅん飛び出ててすげー!!!って概念的な強さだったな。
コビーさん、次期キャプテン・アメリカいや、海軍トップになるのはお前だ。
カリファなにしてたん。風呂入って帰ってった。