本編の合間の話なのに、よくもまあこんなシャンクスとルフィの間のマスターピースみたいなＵＴＡというキャラを作り、ぶっこめたもんだと感心する。
前半はライブシーンで話が進まず、画は楽しいけどちょっと退屈。
暴走した娘を涙を飲んで止める、という太いラインがしっかりしているとは思うが、キャラが多すぎて原作から長らく離れている身としては、ちょっと重要でない部分の尺が長い。
昔からの因縁が絡むストーリーは、発端が事故みたいなもので、みんな感動はしているけどあの悲劇があったうえで育ての親が悪い楽譜を捨てていないのはやはりちょっとおかしい。シャンクスの気遣いを台無しにしてるのにそこへのお咎めがないのはバランスが悪くスッキリしない。
ＵＴＡも過去の悲劇が自分のせいだとわかっていたというのは、「みんなを助けたい」からずいぶん動機がブレたなと思う。途中で脚本の展開が変更にでもなったのだろうか。
