苺だいふく

アキラとあきらの苺だいふくのレビュー・感想・評価

アキラとあきら(2022年製作の映画)
3.3
池井戸さん原作なので、サラリーマン向けと思って敬遠していたが…普通に見入っていた。良い作品!
全ては宿命だったってこと?

アキラもあきらも、2人とも間違ってはいないが極端。
それを思うと、憎まれ役の不動本部長がいちばん中道で真理をついているかも。
取引先に入れ込みすぎず、かと言って自身の保身に走らず。自社の行員一人ひとりの労苦も理解している。まともかも。

個人的にはキンプリファンなので、どうしても龍馬に感情移入して見てしまうが…
それでもやはり髙橋海人さんの演技は最高。
兄の代わりに会社を背負う重圧、いつも兄弟で比べられてきた劣等感、誰にも弱さを見せられない…
色々な感情が見て取れて、こちらまで辛くなった。

そして、ラストの主題歌。
backnumber最高やん。
むしろ10代20代向け?と思うような池井戸作品だった。
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