いちばん好きな映画で、ジャック・ニコルソンを好きになったきっかけでもある。
1人のアウトサイダーが、周囲の常識をぶっ壊していく作品。
精神病院という閉ざされた空間においては、ラチェッド婦長ら病院の考えが絶対。
たとえそれが歪んだ正義であったとしても。
マクマーフィーは、それを無抵抗で受け入れる他の患者たちの心を揺さぶり、彼らの意識を変えていく。
みんなにとって、マクマーフィーは希望だった。
そして何より…チーフが良いスパイスになっている!
英雄に感化されても、実際に行動に移せるのはごく小数。それが彼だった。
希望を失っても、殻を破った彼は真のビッグな人間。
⭐︎メモ(DVD特典映像より)
・原作実写化までの壁が多く、低予算作品にせざるを得なかった
・撮影は実際の精神病院で
・キャストは撮影前の10日間、実際に患者さんと生活しており、ジャック・ニコルソンが遅れて合流した際は患者さんと見分けがつかないほどだった
・無名の役者を使いたかった
・監督は常に役に入り込むことを求め、「リアルかどうか」「不自然でないか」が口癖だった